DESIGN FOR THEATERGOING
画家とかアートとかってちょっと凄いよな、って興味はずっとありまして、でも下手に近づくと地獄の釜が開くぞ、っていう畏れもあったので、書店の「アート」の棚の前を行ったり来たりしながら様子を伺ってたんですが、そんな僕に気さくに話しかけてくれた背表紙に書いてあったのが「だまし絵」でした。嬉しくなって本を手に取って開いてみたら、絵があろうことか俺に向かって飛び出してきていたという。地獄の釜は結局開きました。今回はだまし絵をめぐるだまし絵コメディです。トロンプルイユってだまし絵のことです。 (上田誠)