DESIGN FOR THEATERGOING
僕は、あの日を絶対に忘れない・・・・・・。
父という存在を憎んでいた青年が廃屋となった缶詰工場を訪れる。
亡き母の写真に『10月3日午後4時27分、世界が終わる』と書かれていたからだ。
工場にゆかりがある者、世界の終わりを信じている者、願っている者…
今という時代に、それぞれの立場で追い詰められた人々が静寂の海辺に集まってくる。
そして、今まさに奇跡の時が……。
常に挑戦し続ける友澤晃一がまったく新しい視点で書き下ろした感動の物語が、あなたの心を優しく包み込みます。