DESIGN FOR THEATERGOING
『棘』
ある雨の夜。一人の女が死んだ。
「なんで私はこうなっちゃったんだろう」
彼女の口から、自身の人生が語られる。
それを見つめる一人の坊や。
坊やは彼女の思い出の中へと入ってゆく。
人生が終わる瞬間、彼女は何を思うのか。
きっとどこにでもいる、ある女の物語。
『スキューバ』
お母さんは、いつもお話を聞かせてくれた。
ふかふかの毛布にくるまって、 そのお話を聞いている僕とお姉ちゃん。
絵本をめくると、そこは 海になってお家になって水族館になって……。
物語の中に、僕たちは深く潜ってゆく。
それは、イルカになりたかった、女の子のお話。