DESIGN FOR THEATERGOING
『背水の孤島』『そぞろの民』など「今」と徹底的に向き合い重厚な人間ドラマを生み出してきた中津留章仁。
今作では現代の家庭を舞台に一企業の経営者側の視点から、利益追求のために失われる人間性とそれとは無関係に生じる人間の情や交流を通じて、人間らしく生きることを問います。70年代から広く使われてきた「消費者」という言葉。
いつからか無意識に受け入れている私たちは、心をも消費してしまっているのではないか――複雑化した現代社会で思考停止に陥らず人間らしくあり続けるためには? 樫山文枝主演で劇団民藝との初タッグに挑みます!