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近藤勇をはじめとする試衛館一派は、将軍警護の名の元京都に来て一年が経ったが途方に暮れていた。清川八郎に騙され京都には残ったが、する事と言えば酒を飲み茶屋に通い暇を潰す毎日。そんな折、近藤勇が妻、つねに書いた嘘の手紙をきっかけにつねが京都に来ることになる。「つね!俺は武士になったぞ!今では将軍様を毎日警護して危険を及ぼす不逞浪士を斬る毎日じゃ!仲間300人いる!」・・・・つねは近藤勇がこの世で最も恐れる女。それは試衛館の皆も同じ、嘘がばれたら殺されて江戸に連れ戻される・・・・。土方歳三の婚約者お幸の知恵を借り、つねを一芝居打ち騙す事を決心する試衛館一派。
しかし、壬生浪士組の局長、水戸派の芹沢鴨、新見錦の妨害、芹沢鴨の妾お梅、浮気相手のみゆき太夫の存在。前途多難であった・・・・。