DESIGN FOR THEATERGOING
煙のミロク━━百の噂を持つ男である。
慈悲深い坊主とも、 非情な悪党ともいわれるが、 真の姿は謎である。
ある夜、城に盗人がそろりそろり。
震える王に盗人は、干したナマズを差し出して 酒をふるまって帰って行ったという。
「ふう、良い奴じゃった……」と胸をなでおろした刹那、
王の叫びが夜空を切り裂く。
「ぎゃああっ、ふすまの模様が消えてる! さては、あいつ盗みおったか?!」
組み体操を随所にちりばめて送る痛快ストーリー。 建物も馬車も、飛び出す絵本のように見えてくる!
組み体操×演劇、ぜひとも体感されたし!