DESIGN FOR THEATERGOING
KIRAKU座(きらくざ)という劇場。楽屋では、座長が座員のに稽古をつけている・・
そこへ社長の秘書が息子とともにやってきて
「この劇場は映画館への建て替えが決まりそうです、明日、社長からお話が・・」と告げ去って行く
何とも言えない空気が流れる楽屋に、劇場の番頭が一人の女を連れてくる。
ランドの社長との間に密かに出来た子供。母が亡くなる前に話してくれた父の話・・親子の再会を願い、
父を訪ねてきたが、信じてもらえず冷たく追い返されたのである。
座長は父親の心を動かすために、みんなで一芝居打つというコトに・・。
次の日の楽屋・・人のいい座長や座員達、社長の娘や息子、集金に来ていた借金取りまで巻き込んでの大騒動。
劇場はどうなる?親子はどうなる?終演後の楽屋で繰り広げられる涙と笑い、人間の欲の上塗り猿芝居。
女の恐ろしさが光る、化かし合いコメディ。